近年、さまざまなタイプの財布が販売されています。長財布、二つ折り財布、フラグメントケース、三つ折り財布、どれにするか迷う......。
そのなかでも、よく比較対象になるのが二つ折り財布と三つ折り財布ではないでしょうか?両者には、財布を折りたたむ回数の他にどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、二つ折り財布と三つ折りの特徴やメリット、デメリットを解説しつつ、どんなシーンで使うと適切なのか徹底解説します。
二つ折り財布とは?
二つ折り財布とは、本のように真ん中から半分に折りたたむ形状をした財布のことです。札入れ、小銭入れ、カード入れなどが同じ向きに配置されているため、片手でスムーズに紙幣や小銭を取り出せます。
関連記事:二つ折り財布の魅力とは?選び方について【コンパクトで使いやすい】
二つ折り財布のメリット
二つ折り財布のメリットとしては、大きく以下の2つが挙げられます。
コンパクトにまとまり、持ち歩きやすい
二つ折り財布の大きな利点は、かさばらずに持ち歩きしやすいこと。
二つ折り財布は、本体を折りたためるので、長財布などに比べて財布の長さが約半分になり、コンパクトに持ち歩けます。コートのポケットやパンツのヒップポケットにもすっぽり収まります。
サイズの種類が豊富
二つ折り財布は、ミニ財布と呼ばれるコンパクトなものから、ミドルウォレットに近いサイズの大きさまで、サイズの種類が豊富です。
最低限のモノしか持ち歩かない方は、小さめのサイズの二つ折り財布を、運転免許証やクレジットカード、キャッシュカード、小銭や紙幣など、できるだけ多くのモノを財布にしまいたい方は、少しサイズが大きめの二つ折り財布を選びましょう。
二つ折り財布のデメリット
一方で、二つ折り財布ならではのデメリットもあります。
まず二つ折り財布は、頻繁に財布を開閉するため、折り目部分においてシワやひび割れが起こりやすくなります。
また、モノを多く入れると膨れ上がって折りたためなくなるため、あまり、多くの小銭やカード類などを収納できません。長財布に比べると、どうしても収納力で見劣りします。
三つ折り財布とは?
三つ折り財布とは、その名の通り、財布を3つに折りたためるタイプの財布です。
とにかく、財布本体が小さいため、普段荷物が少ない方や、小さいバッグを持ち歩く方、服のポケットに財布を入れて手ぶらで出かけたい方などに適しています。
関連記事:三つ折り財布の選び方とメリットやデメリット【小さくて使いやすい】
三つ折り財布のメリット
手のひらサイズに小さくまとまる
とにかくコンパクトさが最大のメリットです。財布本体を3つに折りたためるので、小さくまとまり、手のひらにも収まります。結婚式のパーティバッグや、スマホショルダーのような小さいバッグにもなんなく収納できます。
意外と収納力がある
サイズは小さいものの、3つの面を余すことなく、それぞれにカード入れや小銭入れなどが配置されている製品が多く、意外と収納力があります。
三つ折り財布のデメリット
三つ折り財布のデメリットは、二つ折り財布よりも、さらに財布に厚みが出てしまうこと。あまり、モノを収納してしまうと、ズボンの後ろポケットに入れることも難しく、型崩れの原因にもつながります。
さらに、折りたたんでしまう形状であるため、中にしまう紙幣に折り目がつきます。駐車場の精算機や、食券の券売機で紙幣を投入するときに手こずったり、紙幣の見栄えが悪くなったりします。
三つ折り財布と二つ折り財布、どっちがいい?
結局、二つ折り財布と三つ折り財布は、どちらが良いのでしょうか?正直、その人の使い方やニーズによって異なります。そこで、サイズや収納力、使い勝手など、さまざまな切り口で比較してみました。
大きさ・厚み
財布の大きさで比べると、やはり三つ折り財布のほうがコンパクトです。二つ折り財布よりも1回多くたたむので、その分財布自体が小さくまとまります。
一方、厚みで比べると、二つ折り財布のほうが薄くまとまります。
よって、厚みがあっても小さい財布が好みなら三つ折り財布を、大きさがあっても薄さを重視するなら二つ折り財布が適しているといえるでしょう。
収納力
製品の仕様によって異なりますが、二つ折り財布の方が収納力に優れていることが多いです。
三つ折り財布は、二つ折り財布と比べると、ポケットが多く設置されている場合がありますが、サイズ自体は二つ折り財布よりもコンパクトで、かつ3つに折るという構造上、そこまで多くモノを収納できません。
価格
価格は、ブランドや製品よってまちまちであるため、一概には言えませんが、二つ折り財布も三つ折り財布もあまり変わらないようです。
同じブランドの同じ素材だと、三つ折り財布のほうが多く素材を使うため、少しだけ価格が高いことが多いですが、さほど差はありません。
使い勝手
財布から必要なものをすぐに取り出せるかという点で比較すると、二つ折り財布に軍配があがります。折りたたむ回数が少ないため、ワンアクションで開閉でき、小銭やお札などをすぐに取り出せるからです。
その点、三つ折り財布は、財布を開く回数が多く、わずかに時間がかかってしまいます。
ただし三つ折り財布でも、財布の外側に小銭入れやカードホルダーが付いているタイプであれば、全て財布を開かなくても小銭やカードだけ取り出すことができます。
利用シーンやライフスタイル
フォーマルでもカジュアルでも汎用性高く使いたいという方は、二つ折り財布がおすすめ。三つ折り財布と比べると、サイズの大きい製品もあって収納力に優れています。
三つ折り財布は、全体的に小さめでコンパクトなタイプが多いため、サブの財布として、またちょっとしたお出かけ用の財布として使いたい方、または最低限のモノだけ持ち歩きたい方におすすめです。
CRAFSTOが提供する二つ折り財布・三つ折り財布について
CRAFSTOでも、オリジナルの二つ折り財布と三つ折り財布を取り扱っています。自分にとって使いやすいアイテムをぜひ探してみてください。
Shell Cordovan シェルコードバン 二つ折り財布
CRAFSTOの数あるアイテムのなかでも、定番で人気の二つ折り財布。外装には、米国の老舗タンナーであるホーウィン社のシェルコードバンを使用。使い込むほどに増すツヤは、シェルコードバンならではの魅力です。
内側には老舗タンナーのロ・スティバーレ社がつくるバケッタレザー、ブルガロを使用し、美しい発色となめらかな質感を楽しめます。負荷のかかりやすい折り目部分には独自の補強を施し、傷みにくくしています。
Bridle Leather ブライドルレザー 二つ折り財布
外装には英国生まれのブライドルレザーを使用。革表面には白いロウが塗ってあり、強さと、きめ細やかななめらかさを両立しています。厚みは2㎝と二つ折り財布のメリットである薄さを保ちながらも、マチ付きの小銭入れは大きく広がり、使い勝手は抜群。札入れ部分には仕切りもあるので、紙幣とレシートを分けて持ち歩けます。
Desserto ヴィーガンレザー グラフィック三つ折り財布
財布には珍しいホワイトカラーが特徴的な三つ折り財布。実は、サボテンレザーを全面に使用したヴィーガンレザー製品です。本革にも劣らない、なめらかな手触りだけではなく、水や汚れに強い耐久性も兼ね備えています。
裏地にはCRAFSTOオリジナル柄をあしらったリサイクルナイロン素材を採用。細部までサステナブルなアイテムです。札入れと8つのカードホルダー、フラップの裏にはフリーポケットがあるから、収納力は申し分なし。
コーンレザー グラフィック三つ折り財布
トウモロコシ由来のコーンレザーを使った三つ折り財布です。コーンレザー特有の柔らかい手触りと、マットな質感が際立つアイテム。フラップでしっかり財布を閉じることができ、フラップの裏にはフリーポケットも。レシートやメモなどを収納するのに便利です。
また財布の背面にはファスナー付きの小銭入れが付いており、ちょっと小銭が必要な場面でも、財布を開くことなくスムーズに取り出せます。