リュックはたくさん荷物を収納でき、さらに両手が空くからお出かけや買い物などのシーンで重宝しますよね。
リュックといえば、キャンバス生地やナイロンなどの素材が主流ですが、ビジネスシーンで使い方におすすめしたいのがレザーリュック。
今回はレザーリュックの概要と選び方について解説します。
レザーリュックとは?
レザーリュックとは、革製のリュックのことです。素材は本革やヴィーガンレザー(合成皮革)などがあり、キャンバス生地やナイロン製よりも、クールで上質な印象を与えられます。
ジャケットやシャツ、スーツなどのフォーマルシーンにもなじみ、大人でもスマートに使えるのがポイントです。
ヴィーガンレザーとは動物性の素材を使わない革で、ポリウレタン樹脂や塩化ビニル樹脂などを塗った合成皮革と、りんごの皮やパイナップルの葉など天然素材から作られるものがあります。
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レザーリュックの種類
レザーリュックには、リュック本体の形状や開口部によってさまざまな種類があります。
向き(横型/縦型)
まずリュック本体の向きです。縦型のレザーリュックが一般的ですが、なかには横型のリュックもあります。
横型のレザーリュックは、ショルダーストラップを付け替えて手持ちバッグやショルダーバッグにできる2WAYや3WAYタイプのものが多いです。縦型のレザーリュックは、マチや外ポケットがあるものが多く、横型より収納力に優れています。
形状(楕円形/四角/丸型)
楕円形のレザーリュックは、革製でも比較的カジュアルな印象です。気軽に普段使いしたい方に向いています。
反対に四角いフォルムのレザーリュックは、A4サイズの書類やノート型パソコンがすっきり収まるので、ビジネスシーンにおすすめ。
丸型のレザーリュックはコロンとした見た目が可愛い印象です。収納力は楕円形や四角型のリュックと比べると劣ります。
開口部(ラウンド型/フラップ型/巾着型/がま口)
特に多いのはラウンド型。ファスナーで大きく開閉するため、リュック内部を広く見渡せます。フラップ型は、ベルトで留めるクラシカルな雰囲気が特徴です。ランドセルのように上からふたを被せられるので、水やほこりからリュックの中身を守ります。
開口部をキュッと絞る巾着型は、小さくまとまるので荷物が少ない方におすすめ。同じく小さめのレザーリュックなら、がま口タイプも人気です。がま口で大きく開くから、中身を見渡しやすく出し入れも簡単。
レザーリュックの選び方
下記に紹介する選び方を参考に、自分に合ったレザーリュックを探してみてください。
レザーリュックの選び方1.素材
素材は、本革とヴィーガンレザー(合成皮革)の2つがあります。
本革の魅力は、ずばり経年変化(エイジング)を楽しめること。使い続けるうちに摩擦や日光、湿気などの要因で徐々にやわらかくなり、ツヤを増し、色味も深くなります。ただし本革は水や汚れに弱いため、扱いには注意が必要です。
一方、ヴィーガンレザーは色合いやツヤの変化が起こりませんが、本革と比べて安価で扱いやすいのが特徴です。水濡れにも強く、革自体も軽量です。
ただし、ポリウレタン樹脂を塗布したものは、使ううちに加水分解という現象が起こり、ひび割れや破れが起こります。
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レザーリュックの選び方2.使い勝手
使い勝手を重視したい方は、「バックパネルの有無」と「外ポケット」をチェックしましょう。バックパネルとはリュックの背中にあたる部分で、「背中パッド」ともよばれます。弾力がありやわらかいバックパネルが付いていると、リュックの重さを分散し身体への負担を軽減してくれます。
さらに、リュック本体に外ポケットが付いていると、頻繁に出し入れするペットボトルやスマートフォン、ICカード、鍵などをすぐに取り出せて便利です。
レザーリュックの選び方3.サイズ・収納力
リュック本体の容量は、利用シーンに合わせて選びましょう。買い物や仕事といった普段使いなら、20L~30Lほどの容量がおすすめ。1泊2日ほどの小旅行であれば、40Lあると安心です。
容量だけではなくマチの広さも確認しましょう。一見大きなリュックでも、マチがないとあまりモノを収納できません。
くわえて、内ポケットや外ポケットが付いていると本体のスペースが空くため、収納力がアップします。
レザーリュックの選び方4.重量
左右均等に体重がかかるとはいえ、重いリュックを背負い続けていると、肩や背中が痛くなってしまいます。まず、本革は繊維密度が高いためどうしても重くなりがちです。軽さを求めるなら、ヴィーガンレザーがおすすめ。軽いだけではなく、キズや汚れ、水濡れに強い利点もあります。
レザーリュックの選び方5.耐久性
リュックは頻繁に使うアイテムであるため、耐久性が1つポイントになります。ある程度の重量にも耐えられるように、できれば太くてしっかりしたショルダーストラップのあるリュックが好ましいでしょう。
また、本革は水に弱い特性があります。出張や外回りなど外を出歩くことが多い方であれば、突然の雨に降られてしまい、リュックが濡れてしまうこともあるでしょう。
「雨濡れが心配、でもスマートな印象のリュックがほしい」という方は、ヴィーガンレザーがおすすめ。ヴィーガンレザーはちょっとした雨や水濡れなら、乾いた布で革表面をサッと拭けばOK。
CRAFSTOが提供するレザーリュックについて
CRAFSTOでも、オリジナルのレザーリュックを販売しています。
Desserto ヴィーガンレザーバックパック
サボテンを原料にしたヴィーガンレザーの『Desserto (デセルト)』を使用した本体は、本革のようなしなやかさを備えています。Dessertoは本革と比べて水に強い利点もあり、外出先での急な雨にも安心。
さらにYKK製最高級ファスナー『エクセラ』を使用したメインの開口部は、なめらかに開閉するため、物を取り出すのもストレスフリー。
リュックの中には、ノートパソコンを収納できる内ポケットもあるため、ビジネスシーンやリモートワークでの使用にも適しています。
オニベジ×マッシュルームレザー デイパック
見た目はコンパクトでありながらも、マチがついているから、13インチのノートパソコンや小物なども入る容量があります。また、ショルダーはお好みの長さに調節が可能。
アップルレザー&オーガニックコットン ナップサック
りんごの廃棄部分をアップサイクルしたアップルレザーと、天然染料で草木染めしたオーガニックコットンの組み合わせは、見た目が軽やかなだけではなく、地球環境にも配慮されています。使用している革や布の面積が少ないため、約505gと非常に軽量で、使い勝手が良いのがポイント。とにかく軽さを重視したい方におすすめです。
開口部は巾着型だから、大きく開いて中身を見渡せて、ストレスフリーな使い心地に。トップハンドルも付いているので、手持ちバッグにもなる2WAY仕様。多くのアイテムを持ちたくないミニマリストの方にぴったりの一品です。