床革(とこがわ)の経年変化や手入れ|地球環境にやさしいリサイクルレザー

床革(とこがわ)の経年変化や手入れ|地球環境にやさしいリサイクルレザー

床革(とこがわ)をご存じでしょうか?本来は、革の製造工程で廃棄される部位のため、普段目にする機会はほとんどないでしょう。しかし近年では、資源の有効利用の観点から床革を使った製品も登場しています。今回は、床革の特徴や魅力を解説します。

床革の意味とは?

床革とは、皮の下層部分を指します。読み方は「とこがわ」です。

製品化される前の、いわゆる"皮"の断面は、表皮層、真皮層、皮下層の3層構造になっています。このうち、革になるのは真ん中の真皮層です。

革製品を作る際には、まず皮の厚みを整えるために真皮層を分断し、表面部分(銀面)を革製品の原料とします。残った下層部分が床革になります。

廃棄されるのが一般的だった床革

床革は、本革を削った残りの部分のため、厚みが均一ではありません。製品の素材として利用する場合は、厚みの調整に手間や時間がかかってしまいます。また、肌ざわりが良くないうえに耐久性に劣るため、廃棄されることがほとんどでした。

しかし、地球環境や社会の持続可能性に関する危機意識の高まりを受けて、床革やハギレなどの廃棄物を着色・加工して製品化する動きが増えつつあります。このような取り組みは「アップサイクル」と呼ばれています。

関連記事:サステナブル素材の種類とは|環境にやさしく、持続可能な未来を育む

床革と本革の違い

本革はしっかりとした厚みがあり、繊維も密で耐久性に優れています。表面はなめらかで、経年変化を楽しめるのも魅力の1つです。ただし、一枚の皮から取れる量が限られるため、床革と比べるとやや高価です。

床革は、本革と比較すると全体的に薄く耐久性は低いです。表面は荒く毛羽立っており、触るとザラザラしています。経年変化もほとんど起こりません。一枚の皮からたくさん採れるため、本革に比べて価格は安いです。

床革とスプリットレザーの違い

スプリットレザーは、床革の表面に樹脂を塗って、強度を高める加工を施した革です。スプリットレザーは、見た目や質感が本革に似ています。本革より価格が抑えられるので、革小物だけではなくソファや自動車の内装などにも使われています。

床革の特徴

耐久性は低い

本革よりも厚みが均一でなく全体的に薄いため、耐久性に劣ります。また、繊維が粗いため、強い力が加わると割れてしまうことも。ただし、十分な厚みの床革を選定することや他素材との張り合わせによって、本革と変わらない強度をもたせることが可能です。

ザラザラしていて、柔らかい

床革の質感は、細かく毛羽立っていてスウェードに似ています。触るとザラザラしていて暖かみがあり、秋冬用の靴や小物にぴったりです。 全体的に薄いので、ふわっとやわらかく手になじみます。

経年変化(エイジング)が起きにくい

床革は、経年変化があまり起きません。本革のように表面の色味が変化したり、ツヤが増したりといった変化はほとんど起こりません。

床革のお手入れ方法

床革のお手入れ方法は、樹脂を塗ったスプリットレザーか、毛羽立った状態の床革かによって異なります。

スプリットレザーは、革表面が樹脂で覆われているため、革内部が乾いてパサつくことがありません。革用のクリームやオイルで保湿する必要はなく、革用ブラシで表面のほこりや汚れを軽く払うだけで十分です。小さめのキズであれば、ブラッシングするだけで目立たなくなります。

床革は乾きやすいため、ブラシでほこりを払ったあとに革用のクリームやスプレーで保湿しましょう。毛羽立ちが乱れてきたら、その部分を軽く上から撫でるようにクリームを塗ります。保湿したあとは、防水スプレーをかけることをおすすめします。床革やスウェードなどの起毛革は構造的に水が染み込みやすく、シミになってしまいます。あらかじめ防水スプレーをかけておくことで、水の染み込みを防げます。防水スプレーをかけたら、直射日光が当たらない風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。乾ききらないうちに使い始めると、革内部に残った水分がカビになることがあります。

CRAFSTOが提供する床革を使った製品について

CRAFSTOでも、床革をアップサイクルしたオリジナル製品を展開しています。床革の耐久性という課題をクリアするため、芯材や裏地を張り合わせて強度を上げています。

商品名に付しているFuture prismとは、トレバープロジェクトを支援するチャリティーコレクションです。トレバープロジェクトとは、LGBTQの若者の自殺防止に取り組むアメリカの支援団体です。このコレクションは、もともと廃棄予定だった床革に、日本人アーティストの絵をプリントしたユニークなアップサイクル製品となっています。

Future prism ミニショルダーバッグ

床革にカラフルなペイントをプリントした、Future prismシリーズのミニショルダーバッグ。斜め掛けや肩掛け、手持ちなどシーンに合わせてストラップの長さを調節できます。スマートフォンや長財布など必需品が十分に入るキャパシティでありながら、かさばらないコンパクトさが魅力のショルダーバッグです。

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Future prism ミニショルダーバッグ ¥24,800

Future prism コインケース

片手に収まるサイズ感と、コロンとした丸型が可愛らしいコインケースです。YKK社製の高品質ファスナー「EXCELLA」だから、円形でもストレスなくスムーズな開閉ができます。小銭だけでなく、失くしがちな鍵やアクセサリーなどの収納場所としても。

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Future prism カードケース

最低限のカードを数枚だけ入れてスリムに持ち歩けるのがポイント。本体が薄いので、スーツやジャケットの胸ポケット、ジーンズのヒップポケットなどにもスマートに収まります。ポケットは、本体のメインポケット1つと、外側にICカードや名刺、レシートなどを収納できるカードホルダーが2つ付いています。

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